乙女の祈り

樹乃樹さんの乙女ゲーム「お気に召すまま…」 をプレイしてみました。
スクリーンショットからも分かる通り、凌辱テイストのゲームですが、純愛を貫くこともできます。
公式ホームページからパッケージ版（500円）を購入することもできますが、「同人ゲーム.jp」でFLASH版のプレイができます。
はじめに登録が必要なのですが、プレイに必要なポイントは１ポイントなので、登録後日記（長さは特に関係ありません）を書くか、他の人の日記にコメントを書けばポイントがもらえて、すぐにプレイできます。

内容的には、元々は娼婦だったヒロイン・アンリエッタ（名前変換不可）が、同じく娼婦だった姉が国王の寵愛を受けるようになったおかげで贅沢な暮らしができるようになり、暇を持て余して出かけた市場で見つけた奴隷の青年・ミシェルを買い取って連れ帰り、自分の好きなように扱う――というもの。
ちなみにミシェルは、かつて主人公とその姉を娼館に売り飛ばしたリュッセン家の息子で、主人公とも面識があります。

システム的には、FLASH版はややロードに時間がかかり、セーブやロードのシステムが使いづらいのでそこはストレスです。
ただ、文字速度は右クリックで変更できるので、ロードさえ我慢すればプレイ自体にはストレスがかかりません。FLASHだけあって、文字速度を「イベントごと」に設定すると、メッセージウィンドウに一気に文字が表示されます。
スキップがないのがやや残念ですが、手軽に入手できるゲームですので、そこはクリック連打でなんとか……。

イラストがやや縮小に失敗したように線がジャギジャギしているのですが、これはおそらくサイトの仕様ではないかと思います。
公式ホームページのスクリーンショットでは、特にそういったことはありませんでした。
絵を重視する方は、早めにCD版を入手された方がいいかもしれません。（現時点では、あと１０枚とありました）
プレイの際には、元々の画面だとウィンドウが小さいので、やや右下あたりにある全画面というのを押してからプレイしてみてください。
そうすると、ブラウザいっぱいのサイズになります。ブラウザのサイズに依存するので、お好みのサイズにしてプレイしてください。（私は全画面にしてみましたが、イラストのじゃぎじゃぎは変わりませんでした）

ストーリーは、ヒロインが攻略対象に恨みを抱いているのもあって、全体的にやや彼への態度は辛辣です。
ただ、ひたすら辱めるだけではなく、純愛を貫くようなルートを選ぶこともでき、その場合には主人公の気持ちは彼への思いと過去の恨みとの間で揺れることになります。
どちらのルートを選んでも楽しめますので、お好みにあわせて選ばれるとよいかと思います。
プレイ時間はだいたい、30分くらいです。エンディングはおそらく3種類、選択肢はすべて二択なので、攻略は難しくありません。

また、スチルではヒロインの顔は隠れていて、どちらかと言えば男性キャラ主体なスチルになっています。
エッチシーンはかなりぼかした感じなので、生々しい描写が苦手な方でも安心かと思います。
濡れ場の文章もどちらかといえば耽美系というか、キレイな感じの文章です。

手軽にプレイできることですし、ぜひ一度プレイをお勧めします。
気に入られたら、早めにCD版を入手した方がよさそうです。

CGは差分含まず34枚、画面サイズは大きめの800×600です。
元々は絵が目当てで買ったので、大きめの画面サイズにちょっとウキウキしつつ、まずは攻略も見ずプレイしてみました。

基本は、どこに行くかを選択して、たまに選択肢が出て……という感じのADVなんですが……。
これがなかなか攻略が難しく、何回もノーマルエンドにたどりついたので、公式サイトの攻略ページを見ながらプレイしました……。

ちなみにプレイ時間はノーマルエンドに行くまでだいたい1時間程度、ベストエンドまで行くのにだいたい1時間半程度です。ノーマルエンドの場合はイベントスチルは最初に出てくる1枚しか見られません……。

が、これは苦労した甲斐のあったゲームでした。
フルコンプがもったいないので、とりあえず最初に何も見ずにやっていたときによく出会えたガートルードから攻略してみることにしたのですが、あのホニャッとした彼は意外と可愛らしく……。

エッチシーンもボリューム的には十分かなと思いました。
前戯シーンにもCGがあればなあ、と思いましたが、それはさすがに贅沢というものでしょう。

ヒロインも芯が強くて交換が持てて、サブキャラもそれぞれいい味を出していて素敵です。
個人的にはラバグルトが攻略したかったです。番外編が出てくれたらいいのに……。

ベストエンドのスチルも自分としては大満足です。
エロ＆ラブをごちそうさまでした、という感じでした。

この値段でこのボリュームなら、十分だと思います。
オススメの1本です。
私はもったいないので、1人ずつじっくり味わって攻略しようと思っております。

プレイ時間はだいたい30分ほどで、フルコンプには1時間ほどかかりました。
スキップは快適で、ボタンを押すと文字すら出ずにどんどん画面が切り替わります。
既読部分に来ると普通の表示に戻るので、システムとしては快適でした。

立ち絵も目パチがあるので、お値段の割に豪華だな、と思います。
ただ攻略キャラが２人、と書いてあるのですが、エンディングが２種類というところからも分かる通りスッキリとしたハッピーエンドのようなものはなく……。
そういったものをお求めの方には、あまり向かないかもしれません。

短編なのでかなりあっさり目の作りですが、選択肢は多いので、色々選んでみると文章が変わって楽しめます。
また、オマケについている神経衰弱がかなり難しいので（カードが多い割に、失敗は３回までしかできないのです）まったく歯が立ちません！
失敗したときのヒロインのセリフ等をカットできれば、リトライももう少ししやすいのですが……。
ただ、延々遊ぶには向いているゲームなので、２００円でこういうミニゲームがついているのはお得感があるなと思いました。

 

空想庭園さんの現代ファンタジーもの乙女ゲームです。
EGOISTさんとの合作で、イラストはEGOISTの瑞樹さんが担当されています。

主人公は両親の離婚に傷つく女の子で、交通事故に遭ったのがきっかけでリチャードという謎の執事に出会い、謎の屋敷に招かれる――というところから物語は始まります。
選択肢は何個かありますが、大幅な分岐はなしで、だいたい10分程度で読み終わりました。

古いゲームということもあってか、文章はややクドい感じがあります。
エッチシーンに関しては体験版には収録されていませんが、ショタ系のキャラも手を出してくるような雰囲気があるので、ショタ攻が苦手な方は避けた方が良いと思います。

システムはスタンダードな感じで、使い勝手は特にストレスもなく、という感じでした。
名前変換機能は名前のみで、名字はデフォルトのみです。
立ち絵とスチルとで塗りが少し違う？　のか、ちょっと雰囲気が違うように感じられました。

空想庭園さんの、SF風ファンタジー乙女ゲームです。
立ち絵などはないビジュアルノベル風の画面で、ときどきスチルが出てきます。名前変換はありません。

国の外が毒に覆われた世界で、召喚師になるべく頑張っている女の子が主人公。
体験版にはエッチシーンはなかったので、ここからどのような感じでそういう流れに行くのかは不明です。

公式に書いてあるあらすじだと少しわかりづらいですが、召喚師というのが外の世界から毒に侵されていない石を取りだすことのできる人で、解毒師というのは他人の毒を自分の中に吸い取って浄化する人のよう。
あらすじからは異世界ファンタジーのような印象を受けましたが、主人公たちの服装からも分かる通り背景などは現代風です。

ゲーム開始から終了まで5分程度なので、本当に雰囲気のみ……という感じでした。
攻略キャラのクラスメイトは少し口が悪いタイプなので、そういうキャラが苦手な方は避けた方が無難だと思います。（個人的な好みですが、いくら怒っていても主人公の友人に対して「クソ女」と口にしてしまうのは好き嫌いが別れるかなと思いました）

CGはキレイで、音楽も雰囲気を盛り上げてくれますが、システム面は少し使いづらさを感じました。
セーブは一応はサムネイルも出てきますが、カーソルを合わせないと出てきません。
セーブした後通常画面に戻るには、2回ほど右クリックする必要があります。
とはいえ315円のゲームなので、このくらいで十分かなとは思います。

空想庭園さんの、ダークファンタジーテイストな作品です。

立ち絵は表情ごとにポーズ変えがあって豪華ですが、表情によってやや絵柄にばらつきがあるので、得意な構図・苦手な構図がある絵描きさんなのかな……と、思いました。
体験版ではイベントスチルはなく、立ち絵のみで話が進みます。
最後の方にエッチシーンがあったのですが、そこでもスチルはありませんでした。もしかしたら、製品版ではスチルがつくシーンなのかもしれません。

文章は3人称で、ところどころ引っかかる表現（にっこりと微笑む、など）はあるものの、だいたいは問題なく読み進められます。
エッチシーンに関してはヴァギナやペニスなど（※具体的な名称なので白文字にしました）の単語が登場するので、好き嫌いは別れそうです。
また、描写はあっさりめで、挿入したと思ったらすぐに射精してしまうので、やや物足りない感じはあります。
それと一か所、主人公の名前が変更されていない（名前を変更しているのにデフォ名が出てくる）シーンがあってちょっとびっくりしました。

体験版は選択肢などに制限がついていて、全部読むのにだいたい10分ほどしかかかりません。
その割には容量が18MBほどと大きいので、DLに少し時間はかかります。
絵にくせがあって好き嫌いは別れそうですが、絵柄が好みのタイプなら悪くないと思います。
ただエッチシーンにはあまり期待ができないかもしれません……。

空想庭園さんの新作、絆巫女の体験版を早速プレイしてみました。

解凍して見ると30Mもあったので、結構長めの体験版なのかな？
と思いきや、そうでもなく……。
ボイスを聞きながら読み進めても、10分ほどで読み終わってしまいました。
どうやら、ボイスのおかげで容量が増えていたようです。
死亡エンドがひとつ見られる、というのは、戦闘に失敗した際のものが見られるといった意味合いだったようです。

あらすじにもあった通り、貧乏のおかげで神社を売ることになった主人公が、ご神体の刀を動かしたところ、見知らぬ青年が現れて、「刀に封印されていた邪気が解き放たれてしまった、なんとかしなければならないが、自分には身体がないのでどうにもできない。よりましがいれば邪気を祓うことができる。よりましになるためには精液を注ぎ込まなくてはならない」的なことを言い出して……という感じの内容。
エッチシーン手前のあたりまでで終了でした。

ヒロインはやや強気気味で、現実的なタイプの処女で、もしかしたらこの辺りは好みの別れる部分かもしれません。
攻略対象のみボイスつきで、ボイスは特に耳障りでもなくクリアな印象。エッチシーンの辺りはどうなるのか気になるところです。

ところで、ボイスつきのためか、名前変換ができませんでした。製品版ではもしかしたらできるのかもしれませんが……。気になる方はお気を付け下さい。
値段がやや高めなのもあって、買うかどうかは少しためらわれそうです。

色々とリクエストをいただいたので、「桃花貴人」の体験版をプレイしてみました。
GatoBlancoさんの中華風ファンタジーＡＤＶです。

ヒロインは大商人の娘でなのですが、３人の兄たちが色々あって家督を継ぐことができなくなってしまったために、結婚させられ、後を継がされることになります。しかも、夫は４人もいて、顔を合わせたことさえない者まで……。

そんなところから始まる、逆ハーレムな感じの作品でした。
体験版は序章＋１日くらいしかプレイできないので、今後どうなるかはわかりませんが（公式によれば流血シーンもあるとのことなので、後半はガラッと雰囲気がかわるのかもしれません）少なくとも体験版でプレイできる部分に関しては、少コミ作品のような印象を受けました。「ふしぎ遊戯」とか、あんな感じです。

ヒロインは性格的には現代人に近いので感情移入はしやすいかと思います。
逆に、本格的な中華風ファンタジーを期待していると、肩すかしを食うのではないかと思いました。

攻略キャラは４人の夫＋兄、で５人のようです。もしかしたらパンダかもしれませんが、描写からして兄の方かな？　と思います。
基本的には、１人を除いて主人公には好意的で、好意的でない１人も積極的なので、主人公はやや受け身になりがちです。（性格的には決して受け身なタイプではないのですが）

冒頭で結婚してしまうので、体験版の時点でも濡れ場があります。
しかも全員が夫なので、どうやらこれは避けられなさそう……？
一途プレイが好み、という方には地雷になってしまうかもしれません。

全体的に絵も塗りもキレイで、濡れ場ＣＧもほどよくいやらしい感じがいいと思います。
ただ、テキストが短いので、数クリックで終わってしまい、物足りなさを感じました。
テキストそのものは面白いとは思うのですが、やや「？」となってしまうような表現もあり、こだわる方には気になる部分もあるかと思います。

システム部分は比較的快適ですが、ウィンドウについているボタンが漢字一文字なので、最初のうちはちょっとわかりづらいです。
行動選択画面は誰に会いに行くのかわかりやすい反面、はじめは「これが何をする画面なのか」がわからず、少し考え込んでしまいました。
テキストもそうなのですが、少々説明不足の部分があるように感じました。

逆ハーレムものが好き、という方にはいいかと思います。
入手方法が限定されているので、本編を手に入れるのが難しそうではあるのですが……。